第五話 Terathanのお味は?−其の壱− (2003年12月25日)


さあ最初に少しだけ、生物のお勉強だ。

五界説によれば、生物ってのは五種類に分類することが出来る。
それは、動物界・植物界・菌界・原生生物界・モネラ界だ。

動物界・植物界ってのは、感覚的に説明の必要はないだろ?
菌界っていうのはアレだ、キノコとか、カビとか。
原生生物っていうのは、アレだ、ゾウリムシとかだな。
モネラ界とかは細菌とかだ。

で、動物界っていうのは、発生学的に二つに分けられる、っていう。
新口生物と、旧口生物ってヤツだ。
簡単に説明すると、新口生物ってヤツは、発生の途中にできた原口とは別に口ができる動物。
旧口生物ってヤツは、原口がそのまんま口になってしまう動物だ。
分からなきゃ分からないでOKだ。
要は新口生物・旧口生物ってのがある。それだけだ。

でだ。
新口生物のトップにいるのが、脊椎動物。背骨がある動物だ。
旧口動物のトップにいるのが、節足動物、つまり足に節がある動物なわけだよ。
脊椎動物の中で特に、俺たち人間は繁栄しているといえるね。特にBritaniaでは。
Lost Landに限れば、は虫類と思われるOphidianも繁栄している。

俺が今気になるのが、Terathan
あいつらって、足に節、あるだろ?
見た目、蜘蛛っぽいし。
なんか上半身は人間っぽいけど。Matriarchなんて胸まであるし。
セクシーっちゃあセクシーじゃないか?
もっとも俺の趣味じゃないが。


いや、まぁ、すごく単純なんだよ。今回の冒険の動機は。
うん。
まぁ聞いてくれ。



あいつらって……食えるのかな?



食えたとして、あいつら……美味いのかな?




例えばこう、…Terathan鍋とか。


こう…Terathanバーベキューとかさ、どうよ?

ほら、美味そうだろ?色合いはアレだが。


一応節足動物にあいつらが含まれるんだったら、
おそらく多足類に含まれるんだと思うんだ。
まぁ多足類っていうと、アレだ、蜘蛛とか、ムカデとか。
文字通り足が六本より多いヤツだ。

いや、いくら俺でも、アレが蜘蛛だったら食いたくないのだけど。
旧口動物つながりってこと、あいつら、甲殻類かもしれないだろ?
甲殻類ってのはご存じ、カニとかエビとか、今の季節、北の方で美味いヤツだ。
甲殻類が全部美味いのかとかいうツッコミはなしで頼むよ?

問題は、あいつら、
どうみてもカニと同類には見えないってことかな…
いや。
そんなこと言ったらもう、夢も希望もない!!!
食ってみれば美味いかもしれないじゃないか。
食わず嫌いは良くない。

美味ければ、新年会を兼ねて、
Terathanの肉をつまみに、Terathan城の最深部で酒盛りをしよう!
って訳だ。

一緒にどうかな?


と、言うわけで、今回の冒険の仲間を募集したい。
ともにTerathanを食いに行く、胃袋の強さに自信がある面子をね。

さすがに場所が場所だ。
戦士を俺以外に三名、メイジを三名という、いつもよりは多めのパーティで行きたい。
あまりに少数だと、人間様の肉の味を奴らに食させることになってしまうかもしれないしな。

それと、やっぱりシェフが絶対に要る
シェフっても中途半端なシェフはイヤだな。三つ星シェフがいい。
奴らが万一、
…いや、万一なんて俺が言っちゃダメだな。これから食いに行くっていうのに。
一流の食材を料理するのは、
いつだって一流のシェフであるべき!
…ってことさ。多分。な。

…うーん、Terathan城最深部まで、料理人が行くのか?

どういう募集をかければ来てくれるのだろう…

誰も来ない場合は俺が料理するしかないだろうが…








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