第五話 Terathanのお味は?−其の弐− (2003年1月3日)


年も明けた1月3日。
年末の忘年会のラッシュを乗り越え、年明けの初詣の喧噪をも乗り越え、
誰もが少し落ち着いてきた3日。

いつもの集合場所、Vesper革屋の地下に8人の仲間が集まってくれた。

NecromancerのCrystal

BarOK!マスターのHansen

Ostard騎士団団長のRikha

ギルドTOB所属の自称生産メイジ、Saburou

Feluccaの沼にその店、沼沼亭を構えるLazurite

潜伏の技能を持つ騎士、YOUSIS

魔導に加え釣りも極めるという、一風変わった書写メイジ、Pulsar

そしてわざわざこの日の冒険のためにBritaniaに戻ってきたKASUMIを飛び入りで迎え、
俺を合わせ総勢9名のパーティとなった。
それぞれの冒険者のプロフィールなどは、The Bravesの頁を参照して頂きたい。


今回は時間の関係上、事前に顔合わせ会を持つことができなかった。
何とか早めに集まることで自己紹介はすることができたが、
細かい作戦・ルートなどを話し合う時間は取れなかった。

俺自身も、今まで2回の冒険の結果が悪くなかったこともあり、
「確かに作戦とか話し合ってないけど、まぁ何とかなるだろう」
とのんきに構えてしまっていた。

大まかに話した作戦といえば、
最前列に俺・Hansen・YOUSIS・Cryss、1.5列目にRikha・KASUMI、後列にSaburou・Pulsar。
Lazuriteは今回ペット持ち込みが不可なため、生き残りを最優先にすること。
要は立ち位置しか決めていなかった、ということだ。

ここが今回の目的地、Terathan Keepである。
今回はPapuaから徒歩にてここに向かうわけだが、
現在Terathan KeepはOphidianの侵攻を受けている状態である。
そのため城の北にはおぞましい数のOphidianがひしめいている。

見ての通り、城の周りには高い山に囲まれている。
攻略するには2ルートあるという。

一つは城の北側から突破する、赤いルート。
もう一つは城の南側から突破する、青いルート。

もっとも、このようなルートに関する話し合いについては、
俺は反省会の時まですっかり忘れていたのだが。。

俺たちが「結果的に」採ったルートは、赤い矢印で示したルートである。

上手くフィールド魔法を使って分断していけば、如何に蛇の数が多かろうと、
何とかなるのではないだろうか?
そう考えていた俺の頭からルート選びが完全に抜け落ちていたのは、
ある意味で自然なことだったのかもしれない。

こういった甘さのツケはすぐに払わされることになる。








SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送