第五話 Terathanのお味は?−其の参− (2003年1月3日)


簡単な打ち合わせをした後、
俺たちはPulsarの出したゲートをくぐり、Papuaへと降り立った。

ここからTerathan Keepまでは大して遠くはない。

全体で動くときの目印役としては、1.5列目ということで恐らく死ににくく、
また日々オスタード騎士団を率い団体行動に慣れているRikhaにお願いした。

Rikhaの先導に従い、ジャングルを奥へ奥へと突き進む。
俺たちの前に突然立ちふさがるOphidian達。

Rikha:「さーてここからが問題だ…」
KASUMI:「きたー」
つぶやくRikhaに絶叫するKASUMI。
Pulsar:「いるいるw」
と、何故か嬉しそうなPulsar。

静かに戦闘が始まった。

俺たちの左手から現れたOphidianの一群は、瞬く間に俺たちの前後に回り込んだ。
俺とHansenはハルバードを並べ、前の一群に突っ込む。
Ophidian達が密集陣形を採っているために、Whirlwind Attackが面白いように決まる。
もちろん俺とHansenに向かって、反撃が雨霰と飛んでくるが、
後ろからSaburouがついてきてくれている。

SaburouとはTOBというギルドでの友人だが、
日頃は団体での行動はあまりしていない。
そのため今回は彼にとっても新鮮な冒険であることは確かだが、
SpellBookを必死の形相でめくりながらGreater Healを飛ばしてくれる。

後ろからの攻撃は、全身をプレートメイルに包んだYOUSISが受け止める。
YOUSISを盾としてCryssとRikhaが打撃を加え、次々とophidianを屠る。

KASUMIとLazurite、Pulsarはパーティの真ん中に位置取り、
必要な位置に必要な補助魔法をかけているようだ。

Ophidianの群れは数が多く、決して楽勝ではなかった。
しばしの戦闘の後、とりあえずこの師団は潰滅させることが出来た。
だがボヤボヤしていては、いつ次の師団が現れるか分からない。

俺たちは先へと進んだ。

次から次へとおぞましい数のOphidianが向かってくるが、
狭い山道へと誘導し、フィールド魔法で分断し、戦士がかき回し、メイジが立て直す。
俺が一回敵陣に突っ込みすぎて死んだのを除いては、
さして大きな被害もなく、Ophidianの群れを殲滅することが出来た。

だがOphidianの群れに押され、なかなか先へと進めない。

Vai:「あの通路を超えなきゃいかんのよね?」
Rikha:「そだよw」
Vai:「んじゃあ、(相手が多くても)引かずに、最初に壁を出して突っ込みますか」
Rikha:「らじゃ」

ある意味無謀とも取れる俺の作戦だが、このままでは埒があかないのも事実。
KASUMI・Saburou・Pulsar・Lazuriteの4人がEnergy Fieldを詠唱し終えたのを確認すると、
俺とHansenとYOUSISはHalberdを持ち直し、特攻した。

とにかくまずメイジが自由に動けるようにしなければならないのだ。
一面に張り巡らされたEnergy Fieldの中で、
俺達3人はめったやたらにHalberdを振り回し、Holy Lightを叩きつけ、
あるいは一撃離脱を、ある時は敢えて足を止め、暴れ回った。

HansenとYOUSISのフルプレコンビは伊達に金属鎧に身を包んではいない。
革鎧の俺よりも、武器での直接攻撃に打たれ強い。
如何に相手が強力な攻撃力を持つAvengerやKnight-Errantであろうと、
その突撃をくい止めることは出来ない。
フェイスガードで表情までは見えないが、
初参加のYOUSISも縦横無尽、といった活き活きとした突撃を見せた。

もっとも楽な戦いを出来た訳ではない。
前衛の3人はそれぞれ四方八方を蛇に囲まれ、槍で突かれ、炎に焼かれ、毒に冒されていた。
PulsarとKASUMIが俺たちのフォローに回ってくれていたようだが、
このときばかりは俺も必死で後衛までは目がいかなかった。
どうやらRikha・Cryss・Lazurite・Saburouらが危なげなく戦っていたようだ。

一歩間違えれば総崩れの際どい作戦ではあったが、
どうやら功を奏したようだ。

ここまでは悪くなかった。

だが、ここからの転落がもの凄かった。
起こった出来事を、脚色を加えず順番に記すことにする。

俺たちがたった今突破した通路の少し東で、
独り戦闘を繰り広げていたバードの方(K氏と表そう)が俺たちに声をかける。

二言三言言葉を交わす。

俺を始め数人が道を間違え、Rikhaに呼び戻される。
戻ってくるまでの間に、Rikha達がK氏に冒険について説明をしてくれたようだ。
K氏は俺たちのやっていることに興味を持ってくれたようで、
なおも幾つか質問を投げかけてくる。

まぁ・・・記録でも見てみようか。
K氏の名前以外ほぼ無修正で、どん、と載っけてみる。
臨場感を優先したため、多少のわかりにくさは勘弁してもらいたい。


Lazurite: In Sanct Grav
Rikha: 今のうちに
Rikha: すすみましょ
You see: Hansen [OK!]
You see: Rikha [OK!]
K氏: そういう決まりなの?
You see: Crystal
You see: Lord KASUMI [A&F]
You see: Lazurite
Dexが70になりました。(変化前:70)
Strが100になりました。(変化前:100)
You see: YOUSIS
K氏: たのしそうw
You see: YOUSIS
Crystal: うごけない
Vai: 一緒に行きますか?
K氏: いやぁ
K氏: 装備が貧弱でw
Lazurite: 秘薬もたないな・・・
Vai: いや問題ないかと
Vai: 多分・・
Crystal: 弱いよね
Crystal: うちらもw
Hansen: 沸く前に行ったほうがよいぞ
Vai: お前は強いだろ(笑)
Vai: おお。。
Rikha: うん
K氏: ww
Crystal: しかだもん!
Rikha: 進もう
Vai: いこう
Crystal: すすも
Rikha: とりあえず
Rikha: 次のカドまで
K氏: ついてゆきます
K氏: w


俺ののんきさと、それと対照的なOK!のRikhaとHansenの危機感が伝わってくるだろう。

この後の記録はこんな感じだ。












You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian shaman
You see: an ophidian shaman
You see: an ophidian shaman
You see: an ophidian apprentice mage
You see: an ophidian apprentice mage
You see: an ophidian apprentice mage
You see: an ophidian knight-errant
You see: an ophidian knight-errant
You see: an ophidian knight-errant
You see: an ophidian justicar
You see: an ophidian justicar
You see: an ophidian justicar
Lazurite: In Sanct Grav
Saburou: ua
Rikha: うはああ
You see: an ophidian knight-errant
Saburou: In Ex Grav
KASUMI: In Sanct Grav


要は、前方に一個師団が現れたのだ。
すかさずField魔法を展開するメイジ衆+Chef一人の反応が読みとれる。
この時点で既にえらいことに。

その次の瞬間の記録はこうなっている。















You see: an ophidian zealot
You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian warrior
You see: an ophidian shaman
You see: an ophidian apprentice mage
You see: an ophidian knight-errant
You see: an ophidian justicar
You see: an ophidian enforcer
You see: an ophidian avenger
You see: an ophidian enforcer
You see: an ophidian shaman
You see: an ophidian apprentice mage
an ophidian knight-errant: Syslyl thesthylsath sylasa.
an ophidian enforcer: Ssilithlyshyts. Isathisslyshsia is sthaath lysh.
Rikha: げげ
Pulsar: In Sanct Grav
an ophidian enforcer: Shi theslysthes aththa yssathysa sytlylthys.
Vai: Augus Luminos
Crystal: かべ
You see: an ophidian avenger


要は、先ほど俺たちが突破した地点に、次の一個師団がやってきたのだ。

ここでもいち早くPulsarが反応し壁を張っているのが見えるだろう。
俺もターゲットを引きつけるべく、Holy Lightを叩きつけた。
・・・自殺行為とか言うな。
思惑通りほぼ全部の蛇のターゲットは俺に来た。

この後にLazuriteとKASUMIもそれぞれEnergy Fieldを出した。
俺やCryss、Hansen、Rikha、YOUSISら戦士も、それぞれ懸命に走り回った。

だがやはり多勢に無勢。
この後さらにもう一個師団が出現した瞬間、状況は絶望的となった。

一人一人と倒れてゆき…










しばらくの後。

皮肉なことに、三つ星料理人Lazuriteを除き、全滅。








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